陶仙卯小蔵【三浦小平二・清水卯一・鈴木蔵】ぐい呑の買取 | 株式会社かぐら堂

日本酒には徳利とぐい呑は欠かせませんが、作家によって大きさや形も大きく異なり、コレクションしているという方も少なくありません。
先日、お買取りさせて頂いたぐい呑は、人間国宝3人の作品がセットになった陶仙卯小蔵。大変興味深く、それぞれの作家の個性をみることができました。
1人目は1997年に人間国宝となった「三浦小平二」です。人間国宝の加藤土師萌を師に青磁を学び、海外で見聞を広げ、エリザベス女王2世にも作品を献上するなど幅広く活躍しています。
2人目は「清水卯一」です。14歳という若さで日本初の人間国宝である石黒宗麿に師事し時代の波に翻弄されながらも実直に鉄釉陶器と向き合いました。
最後の1人、「鈴木蔵」は、桃山時代から伝わる技法を体得しており、なんとも優しい桜色は花見酒のお供にもピッタリです。景色や色合いなど視覚的な情報だけでなく、実際に手にすると手馴染みや口当たりなど、肌で個性を感じるのも鑑定士の楽しみの1つといえるでしょう。
どれも状態がよく共箱や栞もあるということで、今回は200,000円でお買い取りさせていただきました。当店ではプロの鑑定によるぐい呑の高価買取はもちろん、徳利や茶器など陶磁器も幅広く対応しております。まずはお気軽にご相談ください。