茶入の買取・鑑定・査定
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茶道具の1つである「茶入」は、抹茶を入れるための入れ物です。
茶入は濃茶のお点前に使用するもので、一般的な”お抹茶”であるお薄の場合は木製の「棗」を使用します。茶入は陶器で作られており、蓋は象牙や塗で仕上げられています。
形は大きく分けて、ツルリとした流線型の「肩衝(かたつき)」や、壺のような丸みを帯びた「丸壺」など8種類があり、専用の袋「仕覆(しふく)」が付属しています。
千利休が活躍した時代にもすでにあり、1つで城が建つほど高価なものもありました。
そもそも大陸からやって来たものなので、陶磁器で作られた唐物と日本で生産された和物にも分けることができ、産地や時代によって価値が大きく異なります。
茶入・3種類ご紹介!
和物茶入れ
濃茶を入れる茶入れは、当初は中国で作られた陶磁器が使われていました。
やがて茶の湯が広く伝わり、需要が増えたことから日用品の陶器を焼いていた尾張の瀬戸で茶入れが作られるようになります。
瀬戸焼独自の技法である釉薬を器全体にかけた瀬戸釉は、中国の陶磁器を再現できたからで、この技法によって作られた陶器は古瀬戸と呼ばれ重宝されました。
やがて瀬戸焼独自の茶入れも作られるようになりましたが、和物茶入れというと瀬戸茶入れを指し、その他の日本で作られた茶入れは国焼茶入れとして区別されています。
唐物茶入れ
唐物茶入れは、中国の宋代から元代に作られた茶入れのことです。
宋代に作られた初期のものは漢作唐物と呼ばれ、それ以降に作られた唐物よりも上作とされています。日本に輸入され、足利将軍家の御物となったことから高く評価されるようになりました。
唐物は茶人によって認められたものでないと価値がないとされ、権威付けされたものは歴代の茶人たちや武将たちに珍重されるようになります。
そのため、戦国時代には茶入れは一国一城の価値があるとされ、力の象徴ともなったのです。やがて和物茶入れが多く作られるようになり、唐物茶入れは実用として使われることは少なくなっていきますが、そのために唐物茶入れの価値は上がり、最高級の茶入れとして後の世に伝わっています。
島物茶入れ
東南アジアなど南方の国で使われていた香料入れなどが、日本で茶入れとして転用されたものを島物茶入れといいます。
輸入されてきた外国陶器の中で、産地がはっきりと分からないものを総称して呼ぶこともあります。唐物茶入れと違い、耳が付いていることが特徴であり、使われている土や釉薬の技術の質はそれほど高くないものの、一種の雅を感じられるものとして評価されたと考えられています。
茶入の高額査定と鑑定のポイント
茶入は茶器としてだけでなく、美術品や骨董品としての評価も高いです。もし売却するのであれば、茶道具に精通した専門家に鑑定を依頼することが高価買取の一番の近道です。ここでは茶入の査定ポイントについてお伝えしていきます。
ポイント1 作家物
「柿右衛門」や「野々村仁清」など超有名作家が手がけた茶入は人気が高く、高額査定の傾向があります。もちろん、作者不明でも状態がよければ高価買取となりますのでご安心ください。
ポイント2 産地
安土桃山時代に作られた古瀬戸や宗時代の唐物は特に高額など、時代と産地によって鑑定結果は大きく左右されます。
ポイント3 附属品の有無
茶入に合わせて仕立てた仕覆や蓋、木箱などの附属品も一緒に鑑定することでさらに鑑定額に弾みを付けることができます。特に象牙の蓋は高価買取のポイントとなりますので、忘れずご用意ください。
引越しをする、受け継いだが茶道はしないなど、茶入を手放す場合は売却がおすすめです。茶入本来の価値を知りたい場合は、茶器鑑定のプロである「かぐら堂」までお気軽にご連絡ください。当店は東京・埼玉・神奈川・千葉など関東全域でプロによる出張無料鑑定も行っており、迅速かつ正確に価値をお伝えすることができます。
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当社では幅広い分野の骨董品に精通しております。お客様が売却をお考えのお品物がたくさんございます場合でも、お客様の大切な想い出のお品ひとつひとつ精度の高い査定をさせて頂くます。
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