田村耕一作　鉄絵六角花入 共箱をお買取り | 株式会社かぐら堂

平成最後の年末が近づいていますが、次の年号が気になるという方も多いでしょう。昭和に生まれた私は、昭和・平成、そして次の年号と3つの時代を生きることになるのですが、実に感慨深いものです。
先日買取を行った人間国宝「田村耕一」は、大正と昭和の2つの時代を生きた陶芸家であり、そのセンスや技術は高く評価されています。
”模様の作家”と呼ばれる人間国宝・富本憲吉から直に指導を受けることでその世界を確立し、浜田庄司にも認められ、日本陶磁協会賞や富本賞など数々の賞で華々しい活躍をしています。

今回査定した「鉄絵六角花入」は田村が得意とした鉄絵を用いた花入れで、細身ですが高さは25cmほどと存在感のある一品です。 絵画のように描くのではなく、鉄絵の変化で生まれる景色を楽しむもので、1つとして同じものがないというのも収集家の心を掴むポイントといえるでしょう。
共箱や当時の陶歴も保存されており、25,000円でお買い取りさせていただきました。

田村耕一の作はもちろん、お手元に眠っている陶器や骨董、美術品の売却をご希望される場合は、真の価値を知るプロに依頼することが高価査定の一番の近道です。まずは、プロの鑑定士が正確な査定を行うかぐら堂まで、お気軽にご相談ください。