能管の買取・査定・鑑定
- 「能管(のうかん・のうてき)」とはその名の通り、能で使われる横笛です。能以外にも里神楽や歌舞伎の下ばやし、長唄ばやしにも使われています。長さは40cmが一般的ですが、厳密な決まりはありません。穴は7つで外見は雅楽で使われる「竜笛(りゅうてき)」とそっくりですが、実は龍笛に手を加えて生まれたものといわれています。手を加えているのは、能管の内部。「喉」と呼ばれる竹筒が入っており、音階を奏でられないように細工されているのです。音階を正しく奏でることよりも、情緒的な音色を楽しむ世界でも稀な存在といえるでしょう。想像が付かないという方も、幽霊の出てくる「ヒュ~、ドロドロ~」の音の「ヒュ~」部分を担当しているというと親近感が湧きませんか?
貴族たちも愛した能管は一見竹筒をそのまま利用しているように見えますが、乾燥させた竹筒を8等分し外の皮を内側に向けて組み直したもの。籐で巻いて筒状に成形し、内部に地漆を何度も塗り、外側も10~30回ほど漆を重ね塗りするなど大変手の込んだ工程を経て完成します。
竹の乾燥は100年以上かかることもあるなど、笛の中でも特に製作が難しい上に口外されておらず製作者が極めて少ないのが現状です。国が指定する選定保存技術保持者・林豊寿氏は、なんとレントゲンで内部の様子を確認し制作方法を確立したとか。数も少ないため、必然的に買取価格もかなり高額となります。お手元に能管が眠っているのであれば鑑定してみると思った以上の結果となるかもしれませんね。
当社が選ばれる3つの理由
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かぐら堂グループの「日本・中国骨董品買取協会」では、お客様が売却をお考えのさまざまなジャンルの査定品を鑑定するキャリア10年~20年の専門スタッフが在籍しております。
もちろんスタッフ全員がお客様にご満足いただける高額買取を実現するために、茶道具や掛軸、アンティーク家具・食器、翡翠に珊瑚、陶磁器、刀剣、古書、絵画などの専門的な知識を習得し、それぞれの相場を十分考慮した上で当社に利益が残るギリギリの買取り額をご提示させていただきますのでどうかご安心してお任せくださいませ。
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当社では幅広い分野の骨董品に精通しております。お客様が売却をお考えのお品物がたくさんございます場合でも、お客様の大切な想い出のお品ひとつひとつ精度の高い査定をさせて頂くます。
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能管の鑑定ポイント
保存状態は良好か
楽器の多くは湿気に弱いのですが、能管は湿気とうまく付き合う必要のある和楽器です。演奏後も過度な拭き取りは行わず、和紙などで包み笛筒で保存します。ですが、カビも生えやすい状態であり、管理に手を焼いているという声も聞かれます。カビが進行すると買取査定にも影響するため、早めに鑑定を依頼することが一番の鑑定ポイントとなるでしょう。
付属品を集めておく
能管は、保管や持ち運びのための笛筒とセットであることがほとんどです。能管を査定するなら笛筒も一緒に鑑定するほうが高額査定へとつながります。また、ほかにもお手入れ用品など付属品があれば集めておくことをおすすめします。
素材や装飾
花梨や樹脂で作られた能管もありますが、長年寝かせた煤竹製は桁が違う査定額となるでしょう。紐巻よりも樺巻や藤巻、かしらに龍頭金や菊花銀細工がはめ込まれているなど凝った細工のものは高額査定の対象となります。
作者が誰なのか
森桜竹や林豊寿、浅野賀古宇など名工の手によるものは高額査定の対象となります。
プロに査定を依頼する
ほかにも調整はされているのかや、いつ頃の作品なのかなどチェックポイントは多々ありますが、これを正確に見分けるにはかなりの知識と経験が不可欠です。もちろん、一朝一夕にできるものではなく、和楽器の鑑定は誰にでもできるものではないことが分かっていただけるでしょう。当店にはその鑑定のプロばかりが在籍しており、一点一点丁寧に査定をいたします。能管はもちろん、ほかにも和楽器をお持ちで買取を希望している方はぜひお気軽にご相談ください。
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