書画の買取・売却・鑑定
- 書画とは書や画を指しますが、東洋美術の一分野であり両者が一体化した芸術という意味合いもあり、骨董として扱うには一定の基準があります。たくさんの作品があり書や日本画を一体化させた和物と洋画・版画の洋物に分類され、屏風や掛軸、画帖に色紙など表現方法は多彩です。
有名作家の作品などは高価買取例も多く、中には驚くような高値がつくこともあり、鑑定にも熱が入ります。
屏風からパネルまで書画の形はさまざまですが、美術品としての書画には2つの基準があります。1つは、「奈良や平安朝の古筆、古経をはじめとした歴史上の人物の筆跡」もう1つは「奈良時代から現代までに書かれた有名作家の絵画作品」です。
歴史上の人物は主に、天皇・公卿など高い身分の方や武将や高僧、表現力豊かな歌人・茶人も続きます。現在その価値が認められているのは1400人ほどといわれていますが、作者不明なものも多く、実はこれには収まらないほどの作者がいると考えられます。
書画の高額査定と鑑定のポイント
書画を鑑定する際のポイントは、さまざまあります。まず、保存状態が良いか、出来栄えは良いか、箱書きや鑑定書が整っているかというのは、非常に大きなポイントとなります。
こうしたポイントは、写真を拝見した時点である程度把握できますが、実際に作品を見なければわからないこともあります。それは、作品から伝わってくるオーラです。価値の高い作品には人を惹きつけるオーラがあり、その力が強いほど需要も高まるため、当然ながら価格にも反映してきます。
書画の鑑定にあたっては、こうしたさまざまな要素がかかわっており、かぐら堂ではそれらを総合的に判断した上で、できる限り高額の査定をさせていただいております。
では、高額査定となる作品とは、いったいどのような作品なのでしょうか?実際に高額査定となった、有名画家の作品例をご紹介しましょう。
文徴明 『石湖清勝図巻(せっこせいしょうずかん)』
6世紀に中国で活躍した文徴明(ぶんちょうめい/1480年-1559年)の描いた、「石湖清勝図巻」です。文徴明は、呉派文人画壇の中心人物で、90年に及ぶ生涯のほとんどを蘇州で過ごし、近隣の名勝をたびたび絵画化しました。
この作品は、蘇州南東部の名勝・石湖を描いた書画です。呉派の得意とする技法を使い、繊細で美しい春を表現しており、人気の高い作品のため高額査定となりました。
唐寅 『陶穀贈詞圖』
中国明代に活躍した文人であり、書画家でもあった唐寅(とういん/1470年-1524年)の描いた、「陶穀贈詞圖」です。
先ほどご紹介した文徴明と、祝允明、徐禎卿と並んで「呉中の四才」と呼ばれ、自らも“江南第一風流才子”と称していました。
江蘇省呉県で生まれた唐寅は、若い頃から注目を集め、10歳年上の祝允明が交際を申し出るほどだったといいます。独自の画風で優れた山水画を数多く残した唐寅の作品は、古美術として今も高く評価されています。
沈周 『廬山高図(ろざんこうず)』
中国明代中期の文人にして画家である沈周(しんしゅう/1427年-1509年)の「廬山高図(ろざんこうず)」です。廬山は江西省九江市にある名山で、特殊な地形や風景で知られる景勝地です。
文徴明や唐寅に先駆けて、文人画の一派である呉派を興した沈周は、「南宋文人画中興の祖」とされました。
また、蘇州文壇の元老として中国文学史上に名をとどめ、書家としても活躍し、詩書画三絶の芸術家として後世になっても高い評価を得ています。
書画の買取価格一例
◆大田垣蓮月作 掛軸7万円
書画の買取相場は適正な価値に加えて、需要と供給からくる市場相場を照らし合わせて決めていくことで適正な価格を算出できるのです。書画の買取例としては、古い時代の書画から現代の若い才能まで、美術品や骨董品の査定をするには膨大な知識が必要となります。もちろん、一朝一夕につけた生半可な知識では歯がたちません。当店では、長年古美術の世界を生きているプロの鑑定士が査定を担当していますのでご安心ください。お手元の作品の本当の価値を鑑定したい場合、ご相談いただければ出張鑑定無料でプロの鑑定士があなたのご自宅までお伺いいたします。
書画 |
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大田垣蓮月 作 掛軸 |
7万円 |
書画のメール査定時の撮影ポイント
メール査定時の写真撮影のポイントをご紹介します!
素早くかつ正確な査定に繋がりますので、ご協力をお願いいたします。
掛軸全体の撮影
手ブレやピントがずれないよう正面から撮影します。
その際、掛軸全体が画角に収まるようお願いいたします。
掛軸全体の撮影によって全体像を確認させていただきます。
掛軸の絵の部分のみの撮影
先ほど同様、手ブレやピントがずれないよう正面から掛軸の絵が描かれた部分のみを撮影します。
掛軸内にある署名・落款の撮影
掛軸内にある署名や落款(印象)を撮影します。
その際、文字や落款の部分が見えやすいよう明るいところで、できるだけ大きく撮影します。
署名と落款の両方が映るように撮影していただくのですが、片方しかない場合や両方ともない場合もございますのでご注意ください。
箱や鑑定書などの付随品の撮影
箱、鑑定書ともに記載されている文字がはっきりと映るように撮影します。
箱には裏面表面ともに文字が書かれている場合がございますので、あらかじめご確認ください。
両面に書かれている場合は両面とも撮影します。
当社が選ばれる3つの理由
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かぐら堂グループの「日本・中国骨董品買取協会」では、お客様が売却をお考えのさまざまなジャンルの査定品を鑑定するキャリア10年~20年の専門スタッフが在籍しております。
もちろんスタッフ全員がお客様にご満足いただける高額買取を実現するために、茶道具や掛軸、アンティーク家具・食器、翡翠に珊瑚、陶磁器、刀剣、古書、絵画などの専門的な知識を習得し、それぞれの相場を十分考慮した上で当社に利益が残るギリギリの買取り額をご提示させていただきますのでどうかご安心してお任せくださいませ。
おかげさまで当社は、今までの地道な買取実績を認めていただき、年間買取り数は300件を越え、90%以上のご成約率を達成することも出来ました。また、業界大手の買取り会社様に査定精度の高さを認めていただき、買取りのご依頼を承るようにもなりました。 -
お客様が出張買取りをご依頼された場合でも、出張費や交通費などの費用は一切必要ございません。また宅配便で弊社にお品物をお送りいただく場合も「着払い」をご利用いただくことでお客様のご負担額は0円でございます。
もちろん当社がお客様の希望される買取金額をご提示できなかった場合でも手数料などの諸費用は一切頂いておりません。
お問い合わせいただいた時点で高額品と判断させて頂いた場合は、出張可能エリアに限らず全国どこへでも無料でお伺いさせていただきますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。 -
◯大切なご家族を亡くされて
「遺品整理」をお考えの方。
◯お引越しのタイミングに合わせて
美術品や骨董品を処分したい方。
◯急にお金が必要に・・・。
アンティーク品が高く売れるなら
手放したい方。
◯近所のリサイクルショップに買い
取ってもらうのは不安だという方。
当社では幅広い分野の骨董品に精通しております。お客様が売却をお考えのお品物がたくさんございます場合でも、お客様の大切な想い出のお品ひとつひとつ精度の高い査定をさせて頂くます。
「ご自宅一軒丸ごと」といった査定でも大丈夫です。おまとめ査定をご希望のお客様は、お電話にてお申し付けくださいませ。
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