会津桐琴の買取・査定・鑑定
- 会津桐琴とは、最高級といわれる会津で育った桐で作られた箏を指します。箏が一年間に作られる総数のうちの1割ほどと、数は少なく貴重な存在です。
会津だけでなく秋田や新潟の桐も高い品質を持ちますが、会津桐は特に音がいいといわれています。桐の原木から箏を切り出す方法は板目(いため)と柾目(まさめ)の2種類ありますが、板目なら樹齢20~40年、柾目なら60年ほどの樹齢が不可欠。切り出したら次の世代のために植樹をしなければならないのですが、一時期切り出しばかりを行っていた時代があり、現在は木材不足が続いている状況です。会津桐だけでなく秋田や新潟でも同じことがいえるため中国やカナダからの輸入材が増えていますが、成長が早いため目が詰まっておらず桐本来のよさを感じにくい仕上がりかもしれません。とはいえ、北米産の樹齢の高いものは評価が高く、産地だけでなく育った環境や年月によって変化を感じることができるでしょう。
会津桐の良さは音だけでなく、寒冷地で育ち目が詰まっていることで狂いが生じにくい点が挙げられます。また、木目の美しさも忘れてはいけません。躍動感のある竜のような木目が表れることもあり、箏を選ぶ楽しみの1つでもあります。海外産の木目は太いもの細いものと繰り返されているため、単調になりがちです。もし、お手元の箏の木目に躍動感や品を感じたら鑑定してみるのもいいでしょう。会津桐を使い、クリ甲紅木玉縁巻きで仕上げたものは箏の最高級品であり、ご依頼主が目を丸くするほどの買取額となるのですよ。
会津桐琴を高価買取いたします。お気軽に鑑定をご相談下さい。
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会津桐琴の鑑定ポイント
付属品を揃えておく
会津桐琴は発表会用のものが多いため、猫足が付いていることが考えられます。猫足は箏と対の存在であり、合うものを探すのはとても骨の折れる作業です。買取を高額にする鉄則は購入した状態に少しでも近づけることであり、付属品はできるだけ一緒に査定するよう用意しておくことをおすすめします。
装飾はどのようなものか
箏の本体部分は桐でできていますが、職人のセンスの見せ所といわれる竜舌の素材はさまざまで、象牙や蒔絵が施されている場合もあります。また、四分六板の素材も花梨材や紫壇、紅木の順に査定額が上昇します。
状態の良し悪し
保存状態があまりよくない場合、会津桐であっても狂いが生じやすくなります。また、割れやシミ、カビなども査定額が下がる原因となりますので、定期的な虫干しなどできるだけお手入れするよう心がけましょう。もし、保存場所が確保できない場合は、買取査定をするのもおすすめです。
プロの鑑定を選ぶ
簡単な見分けポイントを幾つか提示しましたが、実際に鑑定するには和楽器の知識全般と豊富な鑑定経験、現在の市場価値などを知らなければ難しいでしょう。買取店は増えつつありますが、どのお店にも和楽器のスペシャリストが常駐しているとは限りません。当店のスタッフは全員が資格を持つ和楽器鑑定のスペシャリストです。お客様の元へ伺い、その場で鑑定する出張鑑定にも対応していますのでお気軽にご相談ください。
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