壺の買取相場

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壺の買取相場

骨董品の中でも、高価買取が期待できる壺。芸術性が優れている場合や人間国宝などの著名な作家が作った壺は特に高い値段が付きます。もしも手元に壺がある場合は、買取査定に出すのも賢い選択です。

しかしながら、実際に自分が持っている壺がどの程度の料金で売れるのか想像がつかずためらっている方も多いようです。そこで今回は、「壺が高く売れる理由」や「高く買い取ってもらうためのコツ」をご紹介します。あなたの貴重な資産を正しく扱うためにもぜひ参考になさってください。

なぜ、壺は高く買い取られるのか

ところでなぜ壺は高く売れるのでしょうか。現在、壺が高く憂える理由には次の3つの理由が考えられます。

資産価値・投資

壺の中には、数十万から数百万円するものがあります。需要と供給を見て売買することによって、美術品としての価値を高めることもできます。このように、投資目的で売買されることが多いため高値が付きます。また、価値のある壺であれば売ることで現金を作ることができます。そのため、壺を資産として購入する人もいます。車や家と違い、1度買うと他に費用が掛からないなどメリットも多く、資産家に人気な商材であることも価値を高めている理由の一つです。

中国人の爆買い

近年、中国人が日本に買い物をしに来る機会が増えています。一部には、壺などの骨董品を買うために来日している資産家もいます。このような中国の資産家は高く壺を買い取っていくため急激に需要が拡大します。そのように需要が拡大することによって壺の価値が高まります。

数量が限られている

壺は一人の職人が作ることができる数が限られています。そのため、需要が拡大すれば供給が追い付きません。その結果、価値ある壺には高い値段が付きます。

壺の買取価格を決めるポイントは?

このように高い買取価額がつきやすい壺。せっかく売却するのであれば、できるだけ高値で買い取ってもらいたいですよね。そこで壺を高く買い取ってもらえるポイントをご紹介します。

ポイント1作家

壺の価値を決める要素はいくつかありますが、中でも最も大切な基準の一つが「作家」です。無名の作家の壺であっても芸術的価値が高い場合がありますが、著名な作家の場合は高値で買い取ってもらえる可能性が高い傾向になります。中でも、壺づくりで人間国宝となった「徳田八十吉、浅見隆三、井上萬二、金城次郎」の4大作家の作品は特に貴重です。

ポイント2時代

壺は年代によって作り方が異なります。そのため、時代によって価値も変わります。また、古くから使われていた壺であれば独特の風合いがあります。時代や買い取り時の風合いによっても買取金額は変動します。しかしながら、保存状態が悪いと壺が劣化する可能性があります。劣化してしまうと風合いがなくなり買取価額が下がる可能性もあるため注意が必要です。

ポイント3付属品

壺には箱や袋などの付属品がついていることがあります。箱などの付属品は骨董品買取においてとても貴重です。買い取り価額に影響を与えるので査定を行う場合は、付属品もそろえるようにしましょう。また、掛軸は壺の買取と合わせて買い取ってもらうことで高く買い取りされる傾向があります。

壺の買取相場

買取相場の具体例

壺の買取価額は数万円から数千万円まで幅広い特徴があります。例えば、井上萬二が作った壺の場合は、10~30万円で買い取られることが多いようです。

また、備前窯や越前窯など壺の産地として有名な場所で作られた壺であれば、高い買い取り価額が付く可能性があります。例えば、古備前の壺はテレビ番組の鑑定結果で30~70万円の買取価額がつく場合があります。

一方、骨董品としての価値が極めて高い場合は、数千万円の値段になる場合もあります。このように壺の価値は大きく開きがあるため、実際に鑑定を行うことが大切です。

ひび割れている場合

壺があっても割れているからあきらめようと思っている方もいるかもしれません。しかしながら、場合によっては割れていても高い値段が付くこともあります。そのため、保存状態が芳しくない状態であっても買取に出してみるとよいでしょう。

まとめ

高値で買い取ってもらうことができる壺。どのような値段で買い取ってもらえるかは鑑定士によります。十分な価値がある壺であっても、信頼できない鑑定士によっては低く見積もられる可能性もあります。

そのため、十分に信頼できる鑑定士に査定を依頼するのがポイントです。
信頼できる鑑定士を選ぶ上で大切なのは、次の三つです。

・鑑定事務所の実績
・担当する鑑定士の知識
・鑑定士の経験

鑑定士が十分な知識と経験を持ち、相場をしっていれば買い取った壺を高値で販売することができます。そのため、経験が豊富な鑑定士ほど高く買い取ってもらえる傾向があります。骨董品の中でも、種類が多く取引金額が高額な壺だからこそ、十分に信頼のおける鑑定士に依頼をしたいですね。

新作陶器・壺の取扱作家一覧

北大路魯山人、 真葛香山、川喜多半泥子、諏訪蘇山、酒井田柿右衛門、今泉今右衛門、藤原 雄、小山富士夫、三輪休雪、三輪壽雪、金城次郎、加藤卓男、島岡達三、川瀬 忍、山田常山、鈴木治、清水卯一、松井康成、辻 清明、徳田八十吉、三浦小平二、伊勢崎 淳、細川護熙、和太守卑良、バーナードリーチ、ルーシーリーなど

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