黒田辰秋 縞柿紙刀 共箱 お買取り致しました | 株式会社かぐら堂

近年、文具は低価格で性能も良いものが増えました。使い捨て感覚で使えるのも便利ですが、少々手入れが必要でも、良いものはやはり手馴染みが違います。

先日、お買い取りさせていただきました「紙刀」も、一生使えるいいものを持っておきたいアイテムです。
封書を美しくかつスマートに開封する快感はクセになります。
手がけたのは漆芸家や木工家として高く評価されている「黒田 辰秋」。
柳宗悦や白洲正子などそうそうたるメンバーも彼の作品を愛し、木工芸で初の人間国宝となったことでも話題となりました。
使われているのは希少な「縞柿」という木材で、木目が水墨画のような美しい線を描いているのが特徴です。
じっくりと眺めたくなる味わい深い景色を、黒田 辰秋が得意とした芸術的な曲線が引き立てています。

鑑定を行い、状態が極めて良好なことや共箱と共布が付属していることから、120,000円でお買い取りさせていただきました。
没後30年以上経った今でも展覧会には多くのファンが訪れるなど人気の高い黒田 辰秋。
もし、お手元に眠っている作品があれば当店が高価買取いたします。無料で査定や出張鑑定を行っていますので、お気軽にご相談ください。