新宿区にて龍笛を出張買い取り | 株式会社かぐら堂

今回の出張買取でやってきたのは新宿です。高層ビルが立ち並び、国内外からやってきた大勢の人波に圧倒されそうになりますが、古き良き日本文化もまだまだみられる不思議な場所。1月2月は神社のお祭りラッシュとなるので訪れてみるのも面白いでしょう。太宗寺前を通りましたが15日16日は閻魔様の御開帳があるようです。今年も舌を抜かれぬよう誠実に査定をしていこうと心に誓いながら依頼主様の元へと急ぎ歩きました。
さて、急ぎ伺ったのは「龍笛」の査定をするためです。龍笛とは主に雅楽の演奏に用いられる40cmほどの大きさ横笛で、奈良時代に大陸からやってきました。天皇や貴族・武将に愛され古典文学でもおなじみの存在です。竹を乾かしたものに漆を何度も塗り込んで製作されるのですが、近年は入門用のプラスチックもみられます。お稽古なら花梨や合竹もいいですが、演奏用なら竹や煤竹がおすすめです。今回査定させて頂いたのは女竹を使った樺巻のもの。女竹は最近数が減ってきており、評価額も上がっている注目株です。箱には損傷がみられましたが買取査定額ははずみ、ご依頼主様にも笑顔で売却いただきました。もしお手元に眠っている和楽器があれば千秋堂までお気軽にご相談ください。