象鼈甲撥(べっ甲バチ)の買取・鑑定・査定
三味線に欠かすことのできない撥。その素材には、象牙、鼈甲、木、プラスチックがありますが、鼈甲撥の場合、撥先に鼈甲を使用し、象牙台、水牛台、紅木台、練り(プラスチック)台などの持ち手を合わせた造りになっています。
最高級のものは象牙撥ですが、鼈甲撥も象牙撥に次いで人気があります。ワシントン条約で捕獲が制限されている赤海亀の甲羅から造られているため希少価値があり、その価値は材質や模様によってさまざま。鼈甲が獲れる産地により大きく異なります。産地(質)により音色までも違ってしまうので、よいものはかなりの高価となります。
そこで、今回は鼈甲を素材とした鼈甲撥(べっ甲バチ)についてご紹介します。
象鼈甲撥(べっ甲バチ)高価買取
鼈甲の中でもっとも高級なものは、黒い斑点が入っていない半透明の飴色をしているものです。また、撥先の鼈甲の部分が一枚の鼈甲で造られているものを一枚物といい、二枚の鼈甲を貼り合わせて造られているものを二枚物(三枚のものは三枚物)といいます。
二枚物の場合は先が曲がりやすく、また激しい使い方をした際に割れてしまうことがあるため、一枚物の方が価値があります。しかし、一枚物の場合は鼈甲に厚みが必要です。甲材の中で厚甲の箇所は1割程度しかなく、そのわずかな箇所から造られているためとても贅沢な撥であるといえるでしょう。
当店では、このような一枚物、二枚物などの鼈甲撥を買取りしております。お持ちの撥を売却される場合は、ぜひ当店にご相談ください。
甲撥(べっ甲バチ)の鑑定ポイント
べっ甲バチは質により価値が異なることをご説明しましたが、鑑定の際はさらにさまざまな基準に基づき査定します。そのポイントをご紹介します。
ポイント1黒い斑点がなく、半透明の飴色をした撥先かどうか
見た目に美しい撥が高価買取されています。
ポイント2曲りがないか
全体的に捻じれや曲りがあると折れやすいといわれています。そのため、左右バランスがよく曲がりのない撥が高価となります。
ポイント3一枚物か二枚物か
一枚物の方が丈夫で音色もよいため、価値があります。
ポイント4厚みがあるかどうか
厚みがあった方が折れにくく、また十分な音響が期待できます。
ポイント5象牙台の持ち手
象牙台はとても手になじみやすいという特徴があるため弾きやすく、人気があります。
ポイント6日本製かどうか
日本製の撥は高級なものが多いのですが、中国製の撥の場合は安い鼈甲が使用されていることがあるため、注意が必要です。
鼈甲撥(べっ甲バチ)買取相場
ひと口に鼈甲撥といっても、使用されている鼈甲の品質はさまざま。また、持ち手の素材によっても買取相場は大きく異なります。たとえば、鼈甲二枚物で手元がプラスチックの場合は2
5千円~3万円程度。一枚物で手元がプラスチックの場合は4万円から7万円。さらに鼈甲や手元の質がよくなると15万円程度になります。中には、地歌用鼈甲撥象牙台(一枚物・七八)極上品の品物の場合、90万円近くするもの、あるいはそれ以上のものも存在しています。
鼈甲撥をお持ちの方は、ぜひ当店にご売却ください。近年、鼈甲が減少している影響で鼈甲撥の価値が高くなっているため、今なら高価での買取が実現します。当店なら関東近郊への出張買取が可能ですので、お気軽に査定・買取をご依頼ください。お待ちしております。
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