琴の象牙猫脚・紅木猫足の買取・売却・鑑定 | 株式会社かぐら堂

琴の「猫足」は舞台で演奏するときに使用するもので、演奏会用の琴のみに使用することになります。高価買取が実現する猫足はその材質が決め手となり、象牙の無垢材でつくられた猫足は、超がつくほどの高級品といわれます。

また、紅木の猫足も買取可能ですが、紅木に象牙をあしらったものがより高評価となります。ちなみに、買取評価のつかないプラスチックのものは、象牙と違って網目模様が入っていないので、すぐにわかります。

普段、琴を演奏するときは、口前というカバーのついている竜頭の部分を鳥居で支えますが、演奏会のときは、鳥居を使用せずに、口前を外して琴に直接猫足をつけます。つまり、猫足は演奏会用の琴のみに使用することになり、本体の琴と対でつくられているものなのです。そのため、猫足を失くしてしまうと、他に合う猫足が見つからないこともあるため、猫足のない演奏会用琴本体の価値も下がってしまいます。猫足の保管には十分に気をつけましょう。

ちなみに、お稽古用、演奏会用、それぞれの琴の竜頭の裏側部分を見てみると、奏会用の方のみ、猫足を設置するための穴が開いているのがわかります。

ポイント1材質に象牙・紅木が使用されているかどうか

象牙の無垢材でつくられているかどうかが大きなポイント。このような高級な猫足は、高価な琴に合わせてつくられているのが基本です。また、象牙の無垢材使用のものには劣りますが、紅木でつくった猫足に象牙を施した猫足も高評価されます。

ポイント2保管状態の良し悪し

象牙無垢材の場合、実は取扱いが難しく、雑に扱うと欠けてしまったりヒビが入ったりしやすいので注意が必要です。材質がよくても保管状態が悪ければ、当然減額となってしまうのでていねいに扱うようにしましょう。

普段の練習では使用しない猫足。演奏会の際に本体に直接つけることで見た目がよくなりますが、実はそれだけではありません。音の響きも素晴らしくよくなるので、琴には欠かせない存在といえるでしょう。

この猫足は、象牙、紅木などの材質により金額は異なりますが、数万円～十数万円での買取相場となっています。基本的に琴本体とセットでの売却がお得ですが、お品物によっては猫足のみの買取も可能ですのでご相談ください。

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